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第二回研究会が行われました。主題「キリスト教教理の一致と多様性―キリスト論と救済論をめぐって」

更新日:2025.02.17

2025年2月3日(月)午後1時~5時半まで、日本神学研究センターの第二回研究会が大森めぐみ教会で開催されました。
対面で25名、オンラインで39名、合計64名が参加して、4つの主題講演を聴き、質疑応答を行いました。
 今回は、「キリスト教教理の一致と多様性―キリスト論と救済論をめぐって」を主題として、本センターの副会長の鈴木道也牧師が、『違いがありつつ、ひとつー試論「十全のイエス・キリスト」へ』(ヨベル、2024年)(2800円)で展開された主張を要約する形で基調の講演を行いました。
それに続いて、以下の3つの主題の研究発表が行われました。

●主題講演 主題講演1レジュメ(鈴木道也)

●関川泰寛氏 関川泰寛氏「日本基督教団の教理の一致と多様性」

●中本純氏 中本純氏「ルターとツヴィングリの聖餐論に見る天の解釈」

●安井聖氏 安井聖氏「古代教父の救済論における一致と多様性――オリゲネスとアタナシオスを比較して」

 4つの講演後に、1時間近くの質疑応答、ディスカッションが行われました。

鈴木道也氏の相違の調停は楽観的すぎるのではないか、プロテスタント諸教派の分裂と教理上の相違は、歴史的な文脈があり簡単に乗り越えられるのだろうかという問いや、日本基督教団の現状の分析や評価にまで及ぶ意見も出されました。これらの成果は、『歴史神学研究』9号(2025年12月に発行予定)に収録されます。まずは、日本神学研究センターの当HPに掲載し、皆さまとも共有したいと思います。

 次回の研究会は、2026年2月に開催される予定です。HPご覧の皆様の参加を心からお待ちしています。

 次回、第3回研究会の詳細は、2025年7月ごろに発表いたします。

   

 

 

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