日本神学研究センターの発足にあたって(会長 関川泰寛)
更新日:2022.08.06
会長 関川泰寛
このたび、諸教会、牧師、信徒の協力を得て、日本神学研究センターを発足させることができたことは、この上もない喜びです。本センターの発足の目的は、日本における神学研究の振興と神学研究と教会形成に関心のある諸教会のネットワーク作りにあります。神学は、二千年の歴史を持つ学問ですが、日本では限られた研究機関や大学で研究されてきました。
諸学会や諸神学研究・教育機関の学問的成果は、これまで着実に積み重ねられてきたことは事実ですが、神学と教会の緊密な連携の中で、神学研究がどこまでなされてきたどうかという点では、なお不十分と言わざるをえません。
そこで、このたび日本神学研究センターを発足させ、日本の牧師、信徒、神学教師などの協力をえて、神学研究のネットワーク作りを始めます。
神学は、元来教会の中で、教会形成と福音の真理の弁証のために発展してきた学問であるゆえに、教会との密接な関係という視点を失うことなく、しかも学として、相互に自由に批判する姿勢を保ちつつ、新しい時代の新しい神学研究の場を提供したいと願っています。
本研究センターは、主にプロテスタント教会の牧師、信徒、研究者によって維持されます。どのような立場も歓迎されますが、会員は、規約の遵守を誓約し、年会費を納めたものとします。新入会希望者を歓迎します。本ホームページの入会申し込みフォームに記入の上、事務局あてに送ってください。理事会の議を経て、入会を認めます。
ホームページでは、会員の業績、論文、意見、神学研究の動向などを掲載します。論文の投稿は、査読を経て審査し、掲載論文を毎年決定します。
どうか、日本神学研究センターのホームページを定期的に見ていただき、センターの諸活動にご参加ください。